2022年7月30日土曜日

8月9日(火)これからの教育実践ゼミ 甲野善紀×岡田慎一郎(オンライン配信)

●8月9日(火)19時〜21時(オンライン配信・アーカイブ視聴あり)
これからの教育実践ゼミ  【社会の隙間のみつけ方】

ホスト 甲野善紀(武術研究家) ゲスト岡田慎一郎(介護福祉士・理学療法士)

視聴料 4,000円

主催 NOTH



ーー今回、NOTH主催の「これからの教育実践ゼミ」での対談にお招きするのは、現在「古武術介護」という新しいジャンルを切り拓き、それまでの介護の常識を破る数々の技法を開発し、消防関係の人々からも注目され、日本だけではなく世界で活躍中の岡田慎一郎氏である。岡田氏と縁が出来たのは、もう20年ほども前になる。 当時は、まだ理学療法士の学校で学ばれていたように思うが、出会った当初の印象と、20年の年月が経ち、いまや厚労省や外務省などにも色々とと知り合いが出来、押しも押されぬ存在になった現在と、何か違ったところがあるかと問われたら、殆ど何も変わっていないとしか答えようがないほど、向学心、研究心は旺んで、かつ腰は低く、もしこの介護の仕事をしていなかったら、誰かと組んでMIグランプリにでも出場して、そちらで活躍した方がよかったのではないか?と思うほど、周囲の人を笑わせ、楽しませるサービス精神に富んでいる。 今でも思い出すと、つい思いだし笑いをしてしまう思い出話がいくつかある。例えばその一つは、岡田氏が介護の実演を行なっている所を撮影した、ビデオだったかDVDだったかを撮り、これが発売された後、その反響について私が岡田氏に聞いたところ「それが私の知人からクレームが来たんですよ」と真顔で私に訴える。そこで私が「えっ、どんなクレームですか?」と聞き返すと、「『モデルが美人すぎて、モデルを見ているうちに、どうやってやったのか見逃してしまったじゃないか』と言うんですよ 」と、これまた真顔で言うので、私は吹き出してしまったが、この時「ああ、岡田さんならお笑い芸人が務まるな」と心底思った。この時のモデルは、私がアップリンクから出した記録映画にも出ていただいた方で、韓国では日本よりも熱烈なファンがいると聞いた事がある確かに魅力的な舞台女優さんだった。 そして、この岡田氏の私の問いに対する答えを聞いた時、笑いながらも「ああ、岡田さんはこれから間違いなく売れる(世間から評価される)ようになるな」という確信が閃いた。そして、その後、私の予感通り大活躍されるようになったのである。ー甲野善紀 ーー甲野先生は丸投げの達人である。 今対談のタイトルと案内を丸投げされ、途方に暮れている。 思い返せば、甲野先生と出会ってからの丸投げの数々、枚挙に暇がない。 大学授業や講座、テレビ番組や新聞雑誌の取材、書籍やDVDの執筆や収録などなど。 これを世間では無茶振りと言う。 丸投げを華麗にキャッチし、投げ返す猛者を横に、私はいつもエラーの連発である。 しかし、投げられたものを何とか捕ろうと、追いかけているうちに、不思議と今まで気が付かなかった、隙間に出会う。 強固な壁に囲まれていると思っていたが、実は隙間がところどころにあるのだ。 私の活動も、体を痛めてしまう介護技術を改善しようとし、試行錯誤している中で甲野先生の武術という隙間に入り込み、介護医療のみならず、消防救命・育児・教育・健康増進・スポーツと展開が国内外に広がった。 現在、教育はもちろん、社会全体が閉塞感に覆われている。突破口は、まず隙間を見つけることだ。 今回の対談を通し、どんな隙間を見つけられるか、甲野先生の丸投げの行 方を参加者とともに楽しみたい。ー岡田慎一郎 ゲストプロフィール 岡田慎一郎  1972年 茨城県出身 理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員。  身体障害者、高齢者施設に勤務し、独自の身体介助法を模索する中、武術研究家の甲野善紀氏と出会い、古武術の身体運用を参考にした「古武術介護入門」医学書院を刊行し反響を呼ぶ。近年は介護、医療、リハビリ、消防・救命・育児支援・教育・スポーツなど、幅広い分野で身体を通した発想と実践を展開させ、講演、執筆、メディア出演、企 業アドバイザーなど多岐にわたる活動を国内外で行う。著書に「シンプル身体介助術」医学書院、「あたりまえのカラダ」イーストプレス社 など多数。(株)JTBベネフ ィット 福利厚生プログラム「えらべる倶楽部」事業監修者。邦人医療支援団体JAMSNET東京 理事兼事務局長。  ホームぺ―ジ (岡田慎一郎で検索) http://shinichiro-okada.com/